細菌性の肺炎
●ブドウ球菌…ブドウ球菌による肺炎は、1歳以下の子供の発症率が多く、進行も早いです。
院内感染が問題になっていて、入院後、48時間以降に発症したものを院内感染と言われています。
トビヒ等からブドウ球菌性肺炎になることも多く、ウイルス性の気道炎が引き金となる場合が一番多いす。
このブドウ球菌性の肺炎になると急変する場合があり、呼吸に異常が出て命に関わる場合もあります。
私も骨髄移植直前にトビヒになった時は、個室管理で移植が延期になりたいへんでした。
●肺炎球菌…肺炎球菌による肺炎は、年齢を問わず見られます。
中でも多い年齢が生後半年から4歳児に多く、時期的には5~6月が最も多いです。
成人の肺炎では一番多い肺炎です。
乳幼児がこの肺炎にかかると、腹痛を起こすこともあり、髄膜炎や心筋炎、中耳炎、副鼻腔炎を起こす菌でもあるので注意が必要です。
肺炎にかからないためには、予防注射をしておくのが一番有効でしょう。
肺炎球菌は、検査をすれば健康な人でも半数の人に検出される菌です。
1ヶ月半前後体内に常駐したあと、自然消滅してしまうことが多く、珍しい菌ではありません。
肺炎を発症しても、人に感染する力が弱く、特に、隔離などの必要はありません。
●インフルエンザ菌…毎年流行するインフルエンザとは別の菌で、ウイルスではなく細菌性のものです。
インフルエンザの病原体として間違われ、この名前がついています。
細菌性の肺炎では、抵抗力が落ちていても落ちていなくても、肺炎になることがあります。基本的に風邪がベースにあったとしても、抵抗力には関係がないといえます。
気管支炎から治りが遅く、そのまま肺まで侵されて肺炎になるパターンも多いので覚えておきましょう。
インフルエンザ菌は、気管支に関係する気管支拡張症などの病気を併発しやすいので注意が必要です。
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