その他の原因による肺炎
●マイコプラズマ(市中肺炎)…マイコプラズマは、細菌とウイルスの中間のような存在です。
細菌よりは小さく、ウイルスよりは大きくなります。
他の肺炎と違うところは、聴診器をあてても何の問題もないようにみられるところです。その反面、胸部X線検査を行うと、驚くほど真っ白に影が映ります。
肺の白い影に比べると入院するほどではなく、外来治療で済む場合がほとんどです。
症状としては、発熱と長期間の咳です。
咳は夜間や早朝にひどくなるというのが特徴です。
風邪の症状からはじまるため、マイコプラズマによる肺炎だと分かるまでには、かなり時間がかかる場合もあります。
風邪薬を飲んでも症状が良くならない場合、胸部レントゲンで肺炎かどうかの検査をする必要があるでしょう。
最近、増加してきた肺炎ではありますが、マイコプラズマと診断されるまでには時間がかかり、家庭内や職場で広がる危険性もあります。
治療には抗生物質が使用されますが、決まった抗生物質でなければ効果がないので、マイコプラズマと診断されてからでなければ有効な治療というのは難しいでしょう。
●真菌(カビ)…真菌(カビ)による肺炎は、人にうつすことはありません。
エアコンのカビが送風と共に巻き散らかされたり、加湿器の水が加熱され、真菌が繁殖してしまい霧と共に巻き散らかされたものが原因となります。
呼吸とともに肺胞の中に取り込まれ、反応することによって肺炎を引き起こしてしまいます。
体の免疫力(抵抗力)が低下しているときにかかりやすく、あるいは、強い抗生物質での治療を行ったあともかかりやすくなります。
真菌やカビの種類にはいくつかのありますが、夏型過敏性肺炎という、トリコスポロンというカビが起こす肺炎が増えてきています。
カビのある環境から離れることで、特に治療しなくても改善されていきますが、そのままの環境でいると何度もぶり返すことになりますので、とても怖い肺炎といえるかもしれません。
●予防…夏になると梅雨に入るので湿気も多くなり、家の中にはカビが生えやすい状態になります。特に注意が必要なのは、台所の下や洗面所の下、トイレの下などです。
掃除の際には吸い込まないよう、マスクの着用を心がけましょう。
季節の変わり目の加湿器やエアコンは、使い始める前にきれいに掃除し、部屋の空気も頻繁に入れ替えるようにしましょう。
布団や枕を干すことも効果があります。
ジメジメした古い畳の部屋などはカビの住処になっているので、畳を干すなどもカビ対策には良いでしょう。
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