脳出血
●脳出血とは、高血圧や脳動脈瘤、脳動静脈奇形など様々な原因によっ
て、脳の血管が破けて出血し、脳内に血腫ができます。
脳血管障害の代表的な1つです。
●脳出血の原因として考えられているのは、大部分に高血圧と診断されている方
が多く、発作時も高血圧であることが多いことから高血圧性脳出血とも呼ばれま
す。
●脳出血の症状は、出血した場所や大きさにもよります。
見たところ健康そうな人で、動いている時に発作が起きることが多く、意識障害
や頭痛、嘔吐がみられます。
脳出血により、脳内の組織を破壊してしまうので場所や大きさにもよりますが、
半身不随になる確率が高いです。
●脳出血の治療法は、大きくは次の3つにわけられます。
・外科的治療(手術)…意識障害がひどく、内科的治療では難しい方が外科的治療(
手術)によって助かるということもよくあります。
・内科的治療…脳内に出血しているので、とりあえずお薬で止血を試みます。
血圧が上200下110を越えている場合は、再出血防止のために血圧を下げるお薬を
使い、血圧のコントロールします。
意識障害や飲み込みに問題のある方には、水分補給のため1.5~2リットルの点滴
がされます。
・合併症に対する治療…発病後1~2週間くらいに胃潰瘍や十二指腸潰瘍から出血
することがあります。
出血が多く、貧血がひどい場合には外科的に手術をすることもあります。
肺炎になった場合は抗生物質を投与し、床ずれになった場合は30分~1時間刻
みなどの頻繁な体位変換(寝返りをさせる等)をしたり、エアマットを使用するこ
とにより悪化を防ぎます。
●脳出血の後遺症には、1次障害と2次障害があります。
どちらの場合も大切なのがリハビリです。
リハビリの目的は完治ではなく、日常生活動作(ADL)の自立になります。
発病後、意識が回復したら寝たままの状態でリハビリの先生や家族などによって
麻痺した手足も麻痺してない手足も関節が硬くならないように動かします。
自分で動かせる部分は自分で、麻痺して感覚のない部分はお任せということにな
ります。
●脳出血を起こした方の予後は、あまり良くなく半数近い方が亡くなります。
脳出血で亡くなる直接的な原因で多いのは、脳ヘルニアです。
脳ヘルニアは、大脳の中で出血し、浮腫がひどく脳の容積が増え圧迫される状態
のことを言います。
他には、消化管出血や肺炎などの合併症で死にいたることもあるので、合併症を
起こさない細心の看護が必要となります。
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