福祉住環境コーディネーターの資格と勉強法
■福祉住環境コーディネーターって?
福祉住環境コーディネーターという資格が注目されています。
一般的にはまだ耳慣れない資格ですが、福祉住環境コーディネーターは、
高齢者や障害者に対して、暮らしやすい住環境を提案するアドバイザーの事で、
東京商工会議所が設けた民間資格です。
若者や健常者にとって、一般生活を送るのに何の支障もない住宅であっても、廊下のちょっとした段差や階段、あるいは滑りやすい浴室など、高齢者や障害者の方にとって、普通に暮らすには結構苦労する住宅というのは少なくありません。
少し前から〝バリアフリー住宅〟という言葉が使われ始め、そうした高齢者や障害者の方が生活する事を配慮した住宅が作られるようになりましたが、そうしたバリアフリー住宅に関する知識を実際に住む方やこれから済もうと思う人が持っているケースは少ないわけです。
そんな時に、家を建てたり改築する人と、建築業者の間に立って、高齢者や障害者の方が住みやすい住環境を整えるために様々なアドバイスをするのが、福祉住環境コーディネーターになります。
また、福祉住環境コーディネーターはそうした直接的な住環境のアドバイスだけでなく、バリアフリー住宅を建てる事に対して、地元行政が行っている補助金制度の利用方法を紹介したり、最新の介護機器の情報を伝えたりと、高齢者や障害者の方が住み良い環境を得るために出来る事を総合的にアドバイスする事の出来る資格なのです。
今後日本は、3人に1人が高齢者になるという、高齢社会が訪れる事は間違いありませんので、福祉住環境コーディネーターという資格が活かされる機会は増えていきますので、将来有望な資格だと言えるでしょう。
医療について、福祉について、建築や法制度の知識も必要とされます。
■受験にあたっての各級の基準
●3級の基準
福祉や住環境についての関連分野の基礎的な知識の理解度の確認です。
超高齢化社会の到来に向けて知っておくべき基本的知識の理解。また、子供から高齢者にわたる全世代を対象に生活している側の視点から地域コミュニティ・町づくりを含んだ「福祉住環境整備の基礎知識」の理解がある。
●2級の基準
3級の知識に加え、福祉と住環境等の知識を実務に活かしていくために、幅広い知識を身につけ、各専門職と連携して具体的な解決策を提案できる能力の確認です。
介護、医療、福祉、建築、福祉用具等様々な専門の知識を身につけ、それらを深く理解している。また、福祉住環境に関する様々な問題点を指摘し、相手のニーズ、経済的状況、福祉制度、建築による対応、福祉用具による対応等を総合的に提案し、各専門職と連携しながら最善策を提案できる知識・技能がある。
●1級の基準
3級・2級での知識をもとに、新築や住宅改修の具体的なプランニングができること。さらに安全で快適な町づくりへの参加など、幅広い活動ができる能力の有無の確認です。
それぞれの住まいにとどまらず、日常生活範囲の全般に、また住宅として位置付けるべきケアハウスやグループホームなどの住関連施設までをも視野に入れた住環境整備に係わる知識・技能を有しているかどうかの確認です。地域社会におけるコーディネーターとしての能力や福祉の町づくりなどにも積極的に助言・提案できるような技術や調整力がある。
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